協同乳業は、飲むと体内で水素が作られるという、「ミルクde水素」を発売しました。
意外と知られていないですが、人間の体内では水素ガスが作られており、牛乳を飲むと腸内細菌の働きで更に作られやすくなるということ。牛乳のこの作用に着目して開発されたのが「ミルクde水素」で、飲んで2時間後から水素が作られ、約10時間にわたって持続されるという。協同乳業は、慶応大医学部の坪田一男教授の研究チームと、より水素ガスが作れる牛乳を作るための共同研究を実施して商品化に成功したとのこと。
腸内細菌が水素を作るときに必要なのは、消化されにくい炭水化物で、牛乳には乳糖が含まれており、乳糖は小腸の中のラクターゼという酵素で消化、吸収されますが、日本人の約9割は、このラクターゼが少ない為、消化されにくく、消化できない乳糖は大腸内の腸内細菌によって分解されますが、この過程で水素が作られているとのこと。この乳糖が消化されにくい作用は人によって差があるそうで、そこで牛乳に「ガラクトオリゴ糖」「マルチトール」「グルコマンナン」の三つの成分を混合させることで、より多くの人の体内で水素を作れるようにしています。
体内で水素を発生させることで、水素水を飲むよりもより効果的に水素を体内に取り込むことが出来る為、今後試験などによる効果などの発表が期待できますね。