「水素たっぷりのおいしい水」を発売するメロディアン株式会社は、同社の「高濃度水素水」を研究材料に、大阪市立大学大学院医学研究科と株式会社総合医科学研究所による「高濃度水素水が疲労に与える影響についての研究」において、健常者に対して1日1本(300ml)の高濃度水素水(1.2ppm程度)の飲用で、日常作業における疲労感・眠気・緊張感の軽減効果と自律神経機能の調整効果、パソコン作業によるストレスを長時間かけた場合の抗疲労効果が認められることを発表しました。
これまで水素水の研究では、健常者に対しての科学的実証や論文はわずかな発表にとどまっていましたが、今回の研究結果により、高濃度水素水の飲用が、健常者の日常生活や作業ストレスで発生する疲労の軽減につながることが明らかになりました。今後はさらなる試験で、高濃度水素水による疲労軽減効果およびそのメカニズムを解明する研究を進めていく予定とのことです。
今回の研究では、健常者に対して行っている点や、実際にメロディアンが発売しているアルミパウチの水素水を飲用している点もポイントとなっています。過去に国民生活センターの調査で問題となった点は、実際に水素が含まれていない(時間が経って水素が抜けてしまった水素水飲料)アルミパウチ商品が出回っていることや、水素水についてまだエビデンスと呼べるような人を対象とした臨床試験の研究結果がないにも関わらず、様々な病気に効果的と謳っていた点にあります。この様に水素水関連の各メーカーが独自に研究に取り組んでエビデンスとなりうる様な研究結果を残していってほしいものです。