健康産業新聞の調査によれば、2019年の水素商材の市場規模は、前年比4.5%増の191億円となったとのこと。調査方法は、水素商材の主要メーカーを対象に訪問取材およびアンケート調査を実施し、回答を得た30社の売上高を合算した結果から算出されており、尚、この市場規模には、日本トリムやパナソニック、コロナ工業などが電解水素水整水器として展開する「アルカリイオン整水器」の市場は入っておらず、これを加えた市場規模は300億円前後と推計されるとのことです。
参照URL:https://www.kenko-media.com/health_idst/archives/12951
水素商材の市場規模は3年ぶりに好転しており、水素ガス吸入器や水素ヘアトリートメントなど新しいアイテムの伸長が規模拡大へ貢献したものと見ています。これら水素商材のバリエーション拡大をはじめ、水素水の働きで口腔ケア内を健康に保つトータルオーラルケア製品などの用途開発や新規販路開拓、水素ニーズの高い市場へのピンポイント営業も奏功しているとのことで、2020年の経営見通しについては7割が「良くなる」と回答しています。今回の健康産業新聞の取材では、水素水および水素水関連商材メーカーの売上高にも下げ止まりが見られているとのことで、来期には本格的な市場復活が期待できるのではないでしょうか。
アイテム別では、水素ガス吸入器や、水素ヘアトリートメント、水素フェイスマスク、水素入浴料など化粧品分野の売上が伸長しているとのことで、当サイトでも水素吸引器関連でのアクセスは急激に伸びています。水素吸入は医療にも用いられていることなどから、商品アイテムが多数発売されてきていることや、注目が集まってきているではないかと推測されます。また、水素ヘアトリートメントは、人気タレントが出演するTV番組で紹介されたことを機に注目が集まり、導入する美容室が急増。水素発生原料メーカーには、類似品の開発を目的とした原料の引き合いやOEM案件が殺到しているとのこと。
当サイトでも、水素吸入器や水素水を利用したオーラルケア製品などは新製品情報として取り上げてきましたが、以前は水素水商品が主流となっていましたが、ヘアトリートメント、フェイスマスクなど数多くのカテゴリで新製品が発売されて反響を呼んでいるようです。ヘアトリートメント、フェイスマスクは、水素は抜けやすいという点からその効果の程は不明ですが、水素に対するイメージは依然として効果的なのかもしれません。