水素水の効果・効能
水素水は、身体をサビつかせ老化を進行させる「悪玉活性酸素」を無害な水へと変えてしまう効果・効能があることが研究により分かってきました。「悪玉活性酸素」によって細胞が酸化され傷つくと、糖尿病や高血圧、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病や、シミ・シワ、内臓の老化などの原因になるのですが、水素を体に多く取り入れることで、悪玉活性酸素を無害な水に変える効果・効能があると注目されています。
活性酸素には、スーパーオキシド、過酸化水素、一重項酸素、ヒドロキシラジカルなどの種類がありますが、水素水はこの中でも最も酸化活性の高い悪玉活性酸素であるヒドロキシラジカルのみを消去してくれるというもの。水素水に関する効果、効能は、数多くの学術論文が発表されており、臨床試験により効果・効能が確認されたものも数多く発表されています。
特に一般の方への注目が高いのは、生活習慣病など、年を重ねることに表れる身近な疾患などで、関心の高い美容や肥満などの効果・効能なども数多く論文で報告されています。
また、神経変性疾患、筋疾患、腎疾患・膀胱疾患関連など、数多くの疾患にも効果・効能が見られる論文なども数多く発表されており、更に研究が進められています。
美容・ダイエット効果
シワの形成を抑制
水素水は飲むだけでなく、肌になじませることでも効果・効能を発揮することが検証されています。紫外線照射による皮膚傷害を活性酸素種の消去作用、並びに1型コラーゲン産生促進作用によって抑制することがわかっており、肌につけて馴染ませることで、シワの形成を抑制する他、肌のしっとり感・弾力感・毛穴・シワ・キメの改善などの効果・効能が報告されています。
ダイエット効果
水素分子(H2)は、肝臓FGF21を誘発して、エネルギー代謝を促進することによって、肥満と糖尿病を改善する効果・効能があることが研究により分かってきました。FGF21とは、脂肪燃焼などのエネルギー代謝を活性化するホルモンで、水素水を摂取すると肝臓ホルモンFGF21が放出され、脂肪燃焼効果が上昇することで、体脂肪、脂肪肝、中性脂肪などの増加を抑え、血糖値の上昇を抑える効果・効能があることが分かっています。
参考URL:水素水の研究~医療・健康分野の学術文献紹介~
疾患・症状
水素水の疾患・症状に対する効果の研究では、パーキンソン病などの神経変性疾患や、メタボリックシンドローム、炎症性またはミトコンドリア性筋症、関節リウマチ、脂質代謝異常、慢性B型肝炎、静脈流改善、間質性膀胱炎など数多くの疾患・病状に対する論文が発表されています。まだマウスでの実験段階のものもありますが、人を対象とした臨床試験も数多く実施されており、日々様々な疾患に対する効果、効能の研究が進められています。水素を体に最も取り入れることが出来るとされる「水素ガス吸入」については、2016年12月1日に厚生労働省の先進医療Bとして承認されており、心停止後症候群と言われる状態を対象に医療の現場で吸引療法が用いられています。
参考URL:太田成男のちょっと一言 | 水素医学について
効果のある水素濃度
水素水の溶存濃度と細胞の生存率の関係を放射線投射で実験した結果から、効果が得られる溶存濃度は約0.4ppmまでということが報告されています。0.4ppmと0.4ppm以上の水素水が及ぼす効果を比較してみたところ、効果の差が見られたのは0.4ppm以下の水素水では濃度の違いによって効果に差が見られたが、0.4ppmを超えた水素水を比較したところ濃度によって効果に差は見られなかったとの事。これは、身体の中にある水素レセプターが感知できる水素分子が数量的に一定であるからと考えられ、0.4ppmを超えた溶存濃度と効果には直接的な相関関係がないことになります。
また中京大学の近藤教授らの研究グループが行った研究結果では、水素水を飲んだときに水素の約60%は体内に吸収されずに呼吸と共に体外に排出されてしまい、約40%しか体内に吸収されないということが発表されています。このことから、1.0ppmの水素水を飲んだ場合に0.4ppmが吸収されることになる為、1.0ppm以上の水素水であれば体に及ぼす効果は同じということになります。